阿久津友希審判員

 県高校野球連盟審判部に所属する審判員阿久津友希(あくつゆうき)さん(40)が、第106回全国高校野球選手権大会に派遣される。本県から夏の甲子園への審判派遣は8年ぶり。阿久津さんは「今までやってきたことを出すだけ。球児のために、思い切ってやりたい」と意気込んでいる。

 芳賀町在住の阿久津さんは、作新学院に事務局員として勤務。審判員歴は23年目で、現在は同審判部新人育成指導委員長。今夏の栃木大会では準々決勝の茂木-青藍泰斗戦で球審、決勝の石橋-国学院栃木戦で一塁塁審を務めた。

 阿久津さんは2001年、作新学院の選手として第83回栃木大会に臨み、決勝で佐野日大に敗れた。目前で絶たれた甲子園に立つ夢を審判員としてかなえ「うれしい。皆さんの支えあってのことで、感謝したい」と話した。

 甲子園では塁審を務める予定。