栃木県は5日、サクラやモモなどの樹木に寄生して枯死させる特定外来生物の昆虫「クビアカツヤカミキリ」の成虫1匹を、上三川町内で初めて確認したと発表した。成虫や被害が確認されたのは県内16市町目。

 県によると、住民が4日、道路上にいるのを発見し翌5日に町へ連絡した。県と町は半径2キロ以内の被害を調査する。県自然環境課は「8月ごろまで成虫が発生する時期。庭にモモ、ウメ、サクラなどの樹木があれば、異常がないかを確認してほしい」としている。