栃木市は7日、藤岡渡良瀬運動公園で、銅製の電気ケーブル約280メートル(約250万円相当)が盗まれたと発表した。6日に栃木署へ被害届を提出した。同署は窃盗事件として捜査している。

 市公園緑地課によると、電気ケーブルは公園の地下に埋設されており、各設備に電気を供給している。3日正午ごろ、ケーブルの保守などを行うためのハンドホール(地中箱)1カ所のふたが開けられているのを公園利用者が発見し、市に通報した。

 職員がハンドホール内部で3本1セットのケーブルが切断され、盗まれているのを確認。後に別のハンドホール1カ所と電灯分電盤も開けられ、ケーブルが切断されていたことも判明した。

 2日夕方に職員が退勤した際は異常がなく、3日朝に委託業者が出勤した時にトイレが流れず、防犯カメラの映像が受信できなくなっていたことから、その間の犯行とみられる。園内で軟式野球場のナイター用照明設備とトイレ1カ所の使用ができなくなっている。