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木の上で餌を食べるカナダヤマアラシ

 栃木県那須町大島の那須どうぶつ王国は9日、カナダヤマアラシの一般公開を始めた。同園での飼育、展示は初めてで、国内の動物園では3園目。

 北米に生息するげっ歯類で全長60~90センチ。木の上で生活する時間が長く、展示場では樹上で食べ物を手で食べる様子が見られるという。繁殖などを目的に、4月に生まれた雄1頭、雌2頭の計3頭をオランダから受け入れた。体調を見ながら2頭ずつ展示する。

 この日は雄雌1頭ずつを展示。飼育員から受け取った餌を木の上で食べたり、枝の隙間に顔を埋めて眠ったりしていた。

 飼育員の松田英和(まつだひでお)さん(45)は「ヤマアラシにもいろいろな種類がいることを知り、動物に興味を持ってもらいたい」と話した。