【小山】平地林を守る取り組みを進める市は11日、東島田の「東島田ふるさとの森」で森に親しむイベント「おやまグリーンアクションプロジェクト」を開催した。市内の小学生親子15組が参加し、昆虫を見つけたり鳥の鳴き声を聞いたりしながらアウトドアの遊びを楽しんだ。
同プロジェクトは昨年度にスタート。本年度はこの日を皮切りに計4回開かれる。
今回の会場となった東島田ふるさとの森は市内唯一の保安林で、昨年度には生物多様性の保全が図られる区域として、環境省から「自然共生サイト」の認定を受けた。
この日は木陰に綱渡りを進化させたスポーツ「スラックライン」の器具やハンモックなども設けられ、子どもたちは茨城県結城市在住の自然ガイド久松信介(くまつしんすけ)さんらの指導で森の楽しみ方を学んだ。
会場には浅野正富(あさのまさとみ)市長も訪れ、ゲームに参加しながら、笑顔で走り回る子どもたちの様子を見守っていた。
羽川小4年樋口瑛介(ひぐちえいすけ)さん(9)は「外で遊ぶのは大好き。特にスラックラインが楽しかった」と話していた。