帝国データバンク宇都宮支店は13日、管工事業の高野管工(さくら市氏家)が6日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったと発表した。負債額は2022年11月期末時点で約4千万円。

 帝国データバンク宇都宮支店によると、高野管工は08年設立。ガスの配管工事と保守メンテナンスを手がけ、県内の集合住宅や一戸建て住宅に特化し、住宅メーカーやガス設備業者の下請け業務をこなしていた。

 最盛期は年間売上高約8千万円を計上していたが、昨今の物価高などによる住宅需要の陰りで受注不振となり、22年11月期の売上高は約4600万円まで落ち込んだ。債務超過に陥っており、業績の回復は望めないと判断したという。