完封で甲子園初勝利を挙げ、雄たけびを上げて応援席へ駆け出す石橋ナイン=13日午後1時15分、甲子園球場

 第106回全国高校野球選手権大会第7日は13日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦4試合が行われ、本県代表の石橋(初出場)は第2試合で聖和学園(宮城、初出場)に5-0で快勝し、春夏を通じて甲子園初勝利を飾った。県勢の3回戦進出は昨年の文星芸大付属に続き3年連続。県立校の勝利は2002年第84回大会の1回戦で小山西が熊本工業を3-1で下して以来22年ぶり。

 石橋は四回、入江祥太(いりえしょうた)の左前打などで1死満塁の好機をつくり、伊澤颯盛(いざわりゅうせい)の右前適時打で2点を先制。さらに若月優人(わかつきゆうと)も右前適時打で続くなど一挙4点を奪って主導権を握った。七回も1死満塁と攻め立て、敵失からダメ押しの1点を追加した。打線は単打のみで9安打。二回以降は毎回出塁し、積極的な走塁で聖和学園を揺さぶった。