夏の甲子園に出場した石橋ナインを応援する下野市でのパブリックビューイング(PV)が13日の2回戦に続いて16日にも行われ、石橋公民館エントランスホールでは市民ら約250人が熱戦を見守った。
同公民館には市民のほか、坂村哲也(さかむらてつや)市長や大島昌弘(おおしままさひろ)市議会議長がオレンジ色のTシャツ姿で観戦。選手が好プレーをする度に大きな歓声を上げ、拍手を送った。元石橋高野球部の投手だった市職員石下亮太(いしげりょうた)さん(27)は同校のユニフォーム姿で会場設営を担当。「県内外の私立強豪校を次々と倒した後輩たちを誇りに思う」と胸を張った。
九回最後の攻撃が始まると、会場はメガホンの音一色に。敗戦が決まると「石高よくやった」「ありがとう」などの声と共に惜しみない拍手に包まれた。同市下古山、同校PTA会長山口貴明(やまぐちたかあき)さん(47)は「市民がこれだけ石橋高を応援してくれ、保護者としてうれしい限り」と感慨深げ。同市上大領、自営業島田文子(しまだふみこ)さん(75)は「石高の歴史に大きな足跡を残した。堂々と胸を張って帰ってきてほしい」と話していた。