【真岡】市は市道の側溝に取り付けている格子状の鉄のふた(グレーチング)の窃盗被害が相次いでいるため、スプレーで絵柄のマークを付ける対策をこのほど始めた。盗品だと特定できたり、洗い落とす手間を考えて盗みを断念させたりする効果を狙う。
市道のグレーチング盗難被害は2022年度が6件25枚、23年度は25件40枚、24年度は6月末までにすでに11件23枚に上っている。被害は市内広範囲に及び、人通りが少なかったり、人目につきにくかったりする場所で盗まれており、市は警戒監視を強化している。
盗まれた場合の被害額は1枚千円ほどと算定されるが、新たに設置するのは1枚1万円近く費用がかかる。マークは市の代名詞でもあるイチゴの模様で、これまで被害に遭った通りを中心に、まずは1路線1カ所を目指す。すでに約60枚完了し、100枚をめどに対策を施す。