壬生町国谷のとちぎわんぱく公園でサルスベリが満開となり、濃淡のあるピンクや白い花が緑の丘に彩りを添えている。
夏から秋にかけて長く咲くことで「百日紅(ひゃくじつこう)」とも呼ばれ、枝先にフリル状の小さな花を咲かせる。同公園南門近くに広がる約2500平方メートルの「みどりの丘」には高さ3~5メートルのサルスベリ約100本があり、10日ごろに見頃を迎えた。9月上旬まで楽しめる。
厳しい暑さとなった19日は、セミの声が響く中、日傘やタオルを手に散策する人が頭上の花に見入った。
祖父と虫取りに訪れた宇都宮市西が丘小1年渡辺琉生(わたなべるい)さん(6)は「ミツバチ、トンボ、テントウムシ。木にたくさんの虫がいた。みんな花が好きみたい」と汗だくで探索を楽しんでいた。