【小山】県警の「思いやり110番」を実践したとして、小山署はこのほど、下野市石橋、会社員園部裕一郎(そのべゆういちろう)さん(19)、小山市羽川、会社員梁島大成(やなしまたいせい)さん(19)、壬生町壬生、会社員関口龍輝(せきぐちりゅうき)さん(19)に感謝状を贈った。
7月20日午後10時45分ごろ、同市城東5丁目の車道に60代男性が寝込んでいるのを関口さんが発見。友人の園部さんと梁島さんに連絡し、3人で110番通報や安全を確保し、交通事故発生を未然に防いだ。男性は酒に酔っていたという。
関口さんは「最初は道の真ん中に男性が座っていたので怖かったが、もしひかれたらその人の人生が終わってしまうと思い、友達を呼んだ」と話した。菅原良之(すがはらよしゆき)署長は「人が倒れていることに気付かず重傷事故になるケースも多い。見て見ぬふりをしないで冷静に対処してくれたおかげで事故を防げた」と感謝した。