20日午前9時20分ごろ、宇都宮市細谷1丁目の細谷小で、校舎の渡り廊下にサル1匹がいるのを同市職員が発見し、110番した。校内には学童施設の児童がいたが、けが人はなかった。

 宇都宮中央署によると、サルの体長は約80センチで、東へ移動したという。同日朝には周辺で目撃通報が十数件あり、同署や市が巡回していた。

 同日は学童の児童約90人を受け入れており、屋外での活動を中止するなどの対応を取った。

 市によると、19日に大谷町や駒生町で目撃されたサルと同一とみられ、左手がないという。市担当者は「決して近づかず、建物などに避難して市や警察に通報してほしい」と呼びかけている。