県警が2023年に取り扱った3620体の遺体のうち、事件性の有無の判断のため検視官が現場に出動し検視した遺体は3215体に上り、現場に出動した「臨場率」は過去最高の88・8%(全国平均79・4%)となったことが21日までに、県警のまとめで分かった。県警捜査1課内に13年4月、「検視官室」が発足してから11年がたち、臨場率は上昇傾向にある。検視の重要性が高まる中、県警は「偽装殺人など犯罪死の見落としは許されない。検視官室が一丸となり徹底的に調べる」としている。
検視官は刑事部門で一定期間以上の捜査経験があり、警察大学校(東京都)で法医学の知識を身に付けた警部以上の警察官が担う。
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