県内の2024年上半期(1~6月)の交通事故死者数は前年同期比4人減の21人で、統計が残る1954年以降で最少だったことが22日までに、県警のまとめで分かった。これまでの最少は22年の22人。県内の交通事故死者数は新型コロナウイルスの5類移行に伴う人流回復などにより23年は増加したが、減少に転じた形だ。歩行者の死者が減っており、県警はドライバーの歩行者保護の意識の高まりを一因とみる。一方、重傷事故は240件で12件増えており、県警は事故抑止に注力している。