家庭ごみなど一般廃棄物の2022年度の県内総排出量は前年度比2・8%減の63万トンとなり、平成元(1989)年以降で最少となったことが23日までに、県環境森林部のまとめで分かった。人口減に伴う排出量の減少のほか、県はごみ削減意識の定着が要因とみている。

 平成以降の一般廃棄物の総排出量は03年度の79万トンをピークに、減少傾向にある。16~20年度は新型コロナウイルス禍の巣ごもりで家庭ごみが増加するなどし66万トン台に停滞したが、21年度は64万8千トンに減った。22年度は2年連続の減少となった。