栃木SCの選手らと記念撮影をする子どもたち

 【下野】栃木SCの矢野貴章(やのきしょう)選手ら5人が21日、自治医大とちぎ子ども医療センターに入院、通院する子どもやその家族らが利用できる施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス とちぎ」(祇園2丁目)を初めて訪れ、利用者とハウスを支援する少年サッカーチームの子どもたちと交流した。

 日本プロサッカー選手会(JPFA)会員の各チームの選手が同ハウスと連携する病院を訪問し、子どもたちに笑顔と勇気を届ける活動の一環。同ハウスは入院する子どもたちの付き添い家族が経済的負担を減らし滞在できるよう、地域ボランティアや企業、団体、個人の支援で運営している。

 この日、施設を初めて訪れた栃木SCの選手5人はハウス側の説明を受け、利用者と意見交換した。祇園5丁目の内田光子(うちだみつこ)さん(38)は長女あさちゃん(4)が治療のために施設を利用した。内田さんは「同じような家族に何か支援ができればと今月からハウスのスタッフになった」と言うと、選手からは「私たちも何か支援したい。できることがあれば言ってください」と呼びかけた。

 選手はこの後、ハウスを支援する南河内サッカースポーツ少年団の子どもたちとキックターゲットゲームや記念撮影などを行い交流を深めた。