那珂川で開かれた女性対象のアユ釣り大会

 【大田原】女性を対象にしたアユ釣り大会「鮎(あゆ)レディ」が25日、黒羽地区の那珂川で開かれた。初心者からベテランまで計64人がそろいのピンクの帽子をかぶって参加し、釣果を競った。

 アユ釣り人口が減少する中、女性ファンを増やして裾野拡大につなげようと市観光協会などでつくる実行委員会が主催し、ことしで7回目。胴長やさおなどの釣り具を貸し出しており、初心者でも手軽に参加できるのが特徴だ。

 参加者は午前9時の合図で一斉にさおを伸ばした。初心者には地元のベテラン釣り師が優しく指導し、3時間にわたって釣りを楽しんだ。前日の雨の影響で河川の増水や濁りもあったが、優勝者は8匹を釣り上げ、最も大きいアユは体長21・5センチだった。

 馬頭高水産科1年の同級生同士で初めて参加した小白井樹夏(こじろいじゅな)さん(15)と福田美月(ふくだみづき)さん(15)、星心奈(ほしここな)さん(16)の3人は、豊かな自然の中でのアユ釣りを楽しんだ様子。「釣果はいまいちだったけど楽しかった。来年リベンジしたい」と口をそろえた。