宇都宮市と芳賀町を結ぶ次世代型路面電車(LRT)は26日、開業1周年を迎えた。運行会社の宇都宮ライトレールは同日、この1年間の利用者数が累計で約475万人に上ったと発表した。平日の通勤通学や休日のお出かけ需要など利用が定着し、当初予測を3割上回る結果となった。
同社によると、開業直後から当初予測を上回る利用が続き、昨年11月には100万人を達成。その後も順調に推移し、快速導入や増便を実施した4月以降、定期券利用を中心に一段と増加した。7月2日には予測より約2カ月半早いペースで400万人を突破。7月は平日約1万5千~1万8千人、土日祝日約1万~1万千人だった。
開業後の1年間で最多利用者数を記録したのは、うつのみや花火大会が開催された今月10日。上下線で計29本の臨時便を運行し、2万246人が利用した。開業1周年イベントが開かれた同25日は1万7720人が乗車した。
市は9月10日前後に、500万人に達するとみている。同社は「これからも安全第一で、末永くたくさんの人に愛される路線となるよう努めていく」としている。