茂木敏充氏

 自民党栃木県連は27日、県連会長を務める茂木敏充(もてぎとしみつ)党幹事長に自民党総裁選への出馬を要請すると発表した。28日に国会を訪れ、県連幹事長の木村好文(きむらよしふみ)県議らが茂木氏と会談する。

 木村氏は下野新聞社の取材に対し「(茂木氏は)政府や党の要職を数多く歴任し、特に経済に明るい。この上(の総裁や首相)を目指すのは当然で、日本や栃木県のためになる」と説明した。要請活動には、県連幹部や茂木氏の地元衆院栃木5区内の首長や県議らも参加する方向で調整している。

 一方、県議会最大会派のとちぎ自民党議員会は27日までに、総裁選で茂木氏を支援するための組織を設立した。31人の県議全員が参加した。関係者によると、党籍を持つ他会派の県議にも参加を呼びかける方針。茂木氏が出馬を決めた場合、全国へ出向いて支援を呼びかける活動などを想定している。