帝国データバンク宇都宮支店は27日、ビルメンテナンスのオールメンテナンスサービス(鹿沼市下武子町)が事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったと発表した。負債総額は約4千万円。
帝国データバンク宇都宮支店によると、オールメンテナンスサービスは2020年設立。官公庁施設、病院、テナントビルなどのビルメンテナンスを中心に、住宅などのハウスクリーニングを手がけ、医療資材の販売なども展開していた。
設立当初は人脈などで受注を確保していた。しかし、新型コロナウイルス禍も影響し、固定顧客はわずかにとどまり、競合も厳しいため販路拡大は見られなかった。採算は維持できず、資金難が表面化し、8月7日までに事業を停止したという。