【下野】第106回全国高校野球選手権大会に初出場しベスト16入りを果たした石橋高野球部の選手ら5人が29日、市役所を訪れ、坂村哲也(さかむらてつや)市長らに結果を報告した。
同校は13日の2回戦で聖和学園(宮城)に5-0で勝利。8強入りを懸けた16日の3回戦で青森山田に0-5で敗れた。
この日は同校の新井聡(あらいさとし)校長と野球部の福田博之(ふくだひろゆき)監督、大山優(おおやまゆたか)部長、田口皐月(たぐちさつき)主将、山下諒太(やましたりょうた)副主将が訪問した。
田口主将は甲子園での2戦を振り返り「緊張したが、オレンジ一色のスタンドを見て落ち着いた気持ちで戦えた。地元の温かさを改めて感じた」と感謝。新井校長は「甲子園で1勝できたことは選手にとって宝物になったと思う」、福田監督は「有言実行で目標を達成した選手たちは本当にすごいと思った」と話した。
坂村市長は「夢のような時間を過ごさせてもらった。皆さんのおかげで市が一つになり、夢と感動を与えてもらった」とねぎらい、新井校長に激励金20万円と市がクラウドファンディングで集めた応援金約400万円の目録を贈呈した。
庁議室には同校野球部OBの市職員も駆けつけ、パブリックビューイングの際に集めた応援メッセージも展示された。