県内で土石流などの土砂災害が発生する恐れがある「土砂災害警戒区域」は2024年6月末現在、9710カ所に上り、10年前の14年の6685カ所から約3千カ所増えたことが31日までに、県への取材で分かった。

 調査時に精度の高い地形図を使用することで、より詳細に対象区域を抽出できたことが要因。鹿沼市が最多の1179カ所だった。県はハザードマップで土砂災害のリスクを把握するなど、日頃からの備えを呼びかけている。1日は「防災の日」。