帝国データバンク宇都宮支店は3日、木造建築工事の仙波工務店(真岡市上大沼)が宇都宮地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。8月23日付。負債額は破産申し立て時点で約2500万円。

 帝国データバンク宇都宮支店によると、仙波工務店は1969年創業、92年設立。一般住宅のリフォーム工事を中心に、真岡市周辺の工務店や、ハウスメーカーからの受注を中心に請け負っていた。設立当初は新築工事の元請け業務も手がけ、年商規模は5千万円ほどを確保していた。

 しかし、近年は物価高の影響で新築需要も低迷し、小規模なリフォーム工事の受注に終始。年商規模は2千万円を割り込み、事業規模は零細の域にあった。採算維持が厳しく、債務超過の状態を余儀なくされ、今年1月15日に事業を停止したという。