新たな社会貢献活動を発表した栃木SCの橋本社長(中央)ら

 サッカーJ2栃木SCはサポーター(ファン)や地域、商店街とともに廃棄物の削減など持続可能な循環型社会を目指す社会貢献活動「FANLOOP(ファンループ)」を、三正運輸(小山市扶桑1丁目)とmyProduct(東京都千代田区)、オアシスライフスタイルグループ(同渋谷区)の3社と共同で行うと6日、発表した。第1弾の取り組みとして、捨てられてしまう古着をタオルとしてよみがえらせる。

 ホーム試合会場や宇都宮市内の協力店舗などに回収箱を設置し、古い衣類などを集める。当面は年内に約300キロを回収するのが目標。集めた衣類などを原料として栃木SCのロゴ入りタオルを作り、来季のホーム試合で来場者に配る予定という。

 取り組みのスタートをアピールするイベントを23日、宇都宮市インターパーク6丁目のFKDインターパーク店で開催する。県庁記者クラブで行われた記者会見で栃木SCの橋本大輔(はしもとだいすけ)社長は「社会課題をサポーターの方に意識してもらったり地域を巻き込んだりしながら、長期的に取り組んでいきたい」と話した。