自民党総裁選への立候補を表明した茂木敏充(もてぎとしみつ)幹事長は6日、東京都江戸川区内の町工場や東京証券取引所を視察した。公約に経済再生や中小企業・小規模事業者支援を掲げる茂木氏が、総裁選をにらんだ動きを本格化させた。
午前中は航空・宇宙分野など各種産業機械の部品製造を手がける工場などを見学。午後は取引所で、日本取引所グループ役員との意見交換に臨んだ。報道陣の取材に「新しい経済のステージに上がるプロセスが始まるようにしていきたい」と強調した。
この日、小泉進次郎(こいずみしんじろう)元環境相が総裁選出馬を表明。過去最多の6人目となった。茂木氏は「候補者が議論を展開し、党内には幅広い政策に精通した人材がたくさんいる姿も示せれば」と述べた。