9日は「菊の節句」とも呼ばれる重陽の節句。下野市下古山の下野星宮神社では手水(てみず)舎の水盤を菊花で彩る花手水が行われている。
同神社は、新型コロナウイルス禍で使用を中止していた手水舎を4年前から花で飾っている。6月に使用を再開し、重陽の節句に合わせて今年も今月下旬まで花手水を行っている。
近隣農家から譲り受けるなどした、色とりどりの菊の花を水盤に浮かべている。この日は宇都宮市の認定こども園聖幼稚園の園児たちが参拝。花いっぱいの手水舎を見て歓声を上げ、ひしゃくを譲り合って順番に手などを清めた。
年長中山想一朗(なかやまそういちろう)ちゃん(5)は「お花にもお水をあげた。おうちでもやりたい」と目を輝かせていた。