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 那須塩原市の養豚場で5月に発生した豚熱(CSF)に関連し、県農政部は10日、豚熱対策タスクフォースの中間取りまとめを公表した。感染経路や衛生管理基準の状況などを調べた結果、隣接する山林などから小動物がウイルスを持ち込んだ可能性が高いと推定したほか、従業員間で衛生意識に差が生じていた疑いや、早期通報の認識が欠如していた点などを指摘した。

 タスクフォースは7月に設置され、獣医師など専門家ら15人が(1)ウイルスの侵入経路(2)飼養衛生管理基準の順守状況(3)早期通報の意識調査-の3点について調査していた。