宇都宮市は11日、西刑部(にしおさかべ)町と平塚町にまたがる「みずほの自然の森公園」の銅製の電気ケーブルが盗まれたと発表した。水流れ施設などが使えない状態で、市は宇都宮南署に被害届を出した。7月にも同様の被害があり、8月23日に完全復旧したばかりだった。

 市によると11日朝、公園職員が電気ケーブルを収めているハンドホールの鉄ぶたがこじ開けられているのを発見。長さ約1900メートル分の銅線が切断され、盗まれていた。この被害で水流れ施設と西側屋外トイレが使えなくなり、東側屋外トイレの照明と管理棟のエアコンが止まっている。

 7月の盗難被害後、市は鉄ぶたに鍵を付けたり、公園の入り口の施錠を強化するなどしたほか、同署も巡回を増やすなど警備を強化していたが再度の被害となった。

 市は施設の早期復旧を目指すほか、今後はさらなる盗難防止策と警備の強化を図る方針だ。