あなたの身近で、あなたの知らないうちに、さまざまな犯罪が起きているかもしれない。
特殊詐欺、自転車盗、わいせつ、住宅対象窃盗…。栃木県警はこれら8罪種を重点抑止犯罪に指定し、抑止対策を推進している。
今年7月、栃木県内で発生が目立った罪種とは-。
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県内で7月に発生した重点抑止犯罪は464件で、前年同月に比べ36件減少した。車内荒らしが半減した一方、自動車盗やSNS(交流サイト)型投資・ロマンス詐欺が増えた。
県警によると、自動車盗は8件増の29件だった。個人の高級車や燃費の良い人気車種のほか、事業所などのトラックも狙われている。担当者は「犯人は日中、下見している可能性が高い。不審車両などがあれば通報を」と協力を呼びかける。
SNS型投資・ロマンス詐欺は4件増の8件。投資詐欺は、偽のウェブ広告などを入り口に投資金や手数料名目で金銭をだまし取る。県警の担当者は「『絶対もうかる』は詐欺の言葉。冷静になって周りに相談してほしい」と注意を促している。