佐藤勉衆院議員

 自民党の佐藤勉(さとうつとむ)衆院議員(72)は14日、壬生町内で開いた同党衆院栃木4区支部の会合で、世代交代を念頭に、次期衆院選での不出馬を一時検討していたことを明らかにした。早期衆院解散の可能性が浮上したため、10期目を目指す意向を示した。

 佐藤氏は「若い人へバトンタッチしなくてはいけないという気持ちはずっとあった」と率直な思いを明かした一方、早期解散となれば後継候補への負担になることも踏まえ「(不出馬は)逃げに等しい」との考えに至ったと述べた。

 また、12日に告示された党総裁選についても言及。県連会長を務める茂木敏充(もてぎとしみつ)党幹事長が立候補しているが、佐藤氏は小泉進次郎(こいずみしんじろう)氏の支持を表明しており「県連会長には申し訳ないが、若い人に日本のかじ取りをしてもらいたい」と強調。ただ、支持に関しては「強制しない」と話した。