高級ブランド品の本物と偽物を見比べる親子連れ=14日午前、宇都宮市雀宮町

 県や県警などは14日、防犯や交通安全、消費生活などの情報を一体的に提供する「みんなのあんぜん大発見!くらしの安全安心フェア」を、宇都宮市雀宮町の市南図書館で初めて開いた。

 県民の意識を啓発し、暮らしの安全安心につなげようと企画され、官民13団体が協力した。25の出展者によるブース展示や体験、講座などが行われた。

 宇都宮大地域デザイン科学部は、防犯情報が書かれたイラストのペアを完成させるゲームのブースを出展。横浜税関宇都宮出張所は高級ブランドバッグの本物と偽物を展示し、注意を呼びかけた。

 県によるサッカーJ2栃木SCへの「とちぎ安全安心サポートクラブ」の委嘱も行われた。今後、防犯や交通安全に関する広報啓発活動に協力するという。

 会場にはキッチンカーも集合し、多くの家族連れなどでにぎわった。模擬踏切体験に参加していた同市雀宮中央小2年佐藤一二三(さとうひふみ)さん(8)は「初めての体験ができて楽しかった」と話していた。