宇都宮美術館(宇都宮市長岡町)で開催中の企画展「コスチュームジュエリー-美の変革者たち-」(同館、下野新聞社主催)の監修者小瀧千佐子(こたきちさこ)さんの講演会が15日、同館で開かれた。
小瀧さんはコスチュームジュエリーの研究家、コレクターとして知られる。同展は自身の所蔵品を中心に約400点が並ぶ。
講演会には約100人が参加。小瀧さんは先駆者のポール・ポワレ、普及に貢献したガブリエル・シャネル、後に続いたエルザ・スキャパレッリ、クリスチャン・ディオールらデザイナーたちの足跡を紹介した。
コスチュームジュエリーは合金、銀、ガラスなど独創的な素材が使われ、女性の社会進出など流行や世相とも深く関わる。小瀧さんは「時代の要求に優れたデザイナーや職人が応え、発展してきた」と話した。
同展は12月15日まで。