住宅地の上昇率が最も高かった宇都宮市陽東6丁目付近=17日午後、宇都宮市

 栃木県が17日に公表した7月1日時点の県内基準地価は、二極化がより鮮明になった。宇都宮市以南のJR宇都宮線沿線で引き続き地価が上昇したほか、昨年8月に開通した次世代型路面電車(LRT)沿線でも上昇率の高さが目立ち、開業効果が目に見えて表れた。一方、郊外部や中山間地域の下落は止まらず、専門家は「人口減少が続く限り地価は下がり続けるだろう」と予測している。