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ドリブルのテクニックを見せる松井さん

サッカーで児童と交流する松井さん(左)と岩渕さん(中央)

ドリブルのテクニックを見せる松井さん サッカーで児童と交流する松井さん(左)と岩渕さん(中央)

 【那須烏山】キリンホールディングスと日本サッカー協会(JFA)は21日、サッカーを通じて友人をつくる楽しみを伝えるイベント「キリンフレンドチャレンジカップ」を境小で開いた。同校児童22人が東京都狛江市の児童22人や、いずれも元日本代表の松井大輔(まついだいすけ)さん(43)、岩渕真奈(いわぶちまな)さん(31)と交流した。

 イベントは、人口減少などで他者とつながる機会が限られる地方の子どもに、サッカーを通じて地域交流を体験してもらう狙いで昨年、始まった。県内での開催は初めてで、境小は全校児童数が51人と少なかったことなどから、今年の開催地に選ばれた。

 児童らは2人の元日本代表からドリブルやシュート、フェイントの入れ方などを教わり、学校混合のチームで試合も行った。サッカー体験の後は、低学年と高学年に分かれ、2人の子ども時代の思い出などを聞き、児童それぞれの将来の夢などを語り合い、親交を深めた。最後は、境小と狛江市の児童がお互いへのメッセージを記入したフラッグを作り、別れを惜しんだ。

 境小2年青木彩那(あおきさやな)さん(7)は「サッカーは初めてだった。たくさん友達ができて楽しかった」と話した。

 松井さんは「サッカーを通して子ども同士が徐々に仲良くなり、うれしかった」。岩渕さんは「触れ合う機会の少ない子どもがボール一つで仲良くなり、すてきだった」とそれぞれ振り返った。