【鹿沼】秋の高原を走り抜ける「古峰ケ原高原トレイルラン」が21日、草久(くさぎゅう)の古峯神社を出発点に開かれた。12回目の今回、内外からの強い要望を受け愛犬同伴で出場できるコースを県内のトレイルランニング大会で初めて設けた。
大会実行委員会と古峯ケ原観光協会が主催。「ミドル(30キロ、累積標高2200メートル)」「ショート(17キロ、同1500メートル)」「Sショート(9・9キロ、同842メートル)」「愛犬と一緒(同)」の4コースを設けた。同神社から三枚石などを通り古峰ケ原射撃場に向かう。約480人がエントリーし、雨の中、修験の山道で健脚を競った。
初の試みとなる「愛犬と一緒」には33組が参加。前日光県立自然公園内という点も考慮し、リードの長さやふん尿の処理など細かい規則を設けて実施した。雄のミックス犬「BRAVE(ブレイブ)」と参加し部門優勝した埼玉県草加市、会社員溝口清隆(みぞぐちきよたか)さん(46)は「本調子ではなかったけれど、ブレイブが引っ張ってくれた」と笑顔を見せた。
ゴール地点では、地元住民らがきのこ汁や弁当、ナシなどをランナーに振る舞った。