栃木県大田原市は、10月12日に那須野が原ハーモニーホールで開く「全国将棋サミット2024」の催し内容をこのほど発表した。日本将棋連盟会長の羽生善治(はぶよしはる)九段と大田原高出身のお笑いコンビU字工事らのトークショー、プロ棋士による席上対局など多彩。棋士の揮毫(きごう)が入った将棋駒形のキーホルダー、連盟の100周年グッズなども魅力だ。
市と連盟が主催。市はことしまで19期連続で王将戦を行っており、サミットは県内初の開催。連盟100周年のほか、市制施行70周年、サミットは10回目と「節目尽くし」だ。
将棋によるまちづくりを進める山形県天童市、大阪府高槻市など25自治体や、プロ棋士10人が出席。将棋文化の振興に向け、自治体やファンの交流・連携を後押しする。
トークショーは、羽生会長、U字工事に加え他の棋士も参加し、将棋にとどまらない内容とする方向。席上対局は、増田康宏(ますだやすひろ)八段と渡辺和史(わたなべかずし)七段が行う。
一方、自治体の取り組み事例報告で、相馬憲一(そうまけんいち)市長は将棋を巡る市の歴史などを発表する予定。
北関東の公共コンサートホールで唯一である、ハーモニーホールのパイプオルガンの演奏も披露。バッハの「アリア ニ長調」など親しみやすい曲とする。
グッズも豊富だ。500円の「限定パネルガチャ」では出席10棋士の揮毫が入った駒形キーホルダー(縦5センチ、幅4・5センチ)を提供。連盟100周年の扇子、キャップ、トートバッグなどを取りそろえる。
1月に市内で指された第73期王将戦7番勝負第1局時のロゴ入りTシャツなどの注文を受け付ける。
午後2時~同5時45分。入場無料。一般観覧者は先着千人。詳しくは「全国将棋サミット2024」で検索。(問)市文化振興課0287・23・3129。