帝国データバンク宇都宮支店によると、自動車部品付属品卸売りのミヤコ自動車商会(宇都宮市桜4丁目)が10日付で、宇都宮地裁から特別清算の開始命令を受けた。負債額は約2500万円。

 帝国データバンク宇都宮支店によると、ミヤコ自動車商会は1947年設立。大正時代に一世を風靡(ふうび)したアメリカ車の輸入販売代理店だったミヤコ自動車工業が母体で、部品提供を目的に設立され、バンパーなどの外装品や付属品を扱っていた。国産車の各パーツを扱うなど、県内の部品卸としてはディーラー並みの信用度を有していた。

 しかし、長年の業歴を経て競合も激しくなり、品ぞろえなど単独店としての経営は限界が見えてきた。後継者難などもあり、今年7月に株主総会の決議により解散したという。