シニアの部で優勝した阿久津英(日光)の10番ティーショット=鹿沼CC

 第59回県知事盃争奪ゴルフ競技大会(県ゴルフ連盟、県ゴルフ場協議会、下野新聞社主催)は26日、鹿沼CC(6389ヤード、パー72)でシニアの部の決勝を行い、阿久津英男(あくつひでお)(日光)が4アンダー68の好スコアで2年ぶり3度目の優勝を飾った。69歳の阿久津英は大会初のエージシュート達成で、シニアの部優勝3度目も初めて。

 同CCの北コースを使用。快晴、微風の絶好のコンディションの中、予選、地区ブロック大会を通過した151選手が競った。

 阿久津英はインは1オーバー37でトップに3打差の12位と出遅れた。だがアウトで5バーディーを奪う31と爆発、逆転で見事頂点に立った。

 1打差の2位は半田裕一(はんだゆういち)(宇都宮)、3位に2アンダー70の相澤久之(あいざわひさゆき)(足利)、4位に大島洋司(おおしまようじ)(日光)、5位に寺田滋(てらだしげる)(宇都宮)が続いた。

 2度目の優勝を狙った歌川康広(うたがわやすひろ)(宇都宮)は78で41位、昨年の覇者・新井友司(あらいゆうじ)(宇都宮)は79で48位に終わった。次の決勝大会は10月4日、県民ゴルフ場でグランドシニアの部が行われる。

■エージシュート達成、後半5バーディー

 優勝が懸かった最終9番パー5(525ヤード)、下り3メートルのバーディーパットはきれいなフックラインを描いてカップに吸い込まれた。思わずガッツポーズが出た阿久津英男(あくつひでお)(日光)は「決めれば優勝は分かっていた。プレーオフの体力は残っていないので決めるしかなかった」と汗を拭った。