» 動画ページへ

 栃木県栃木市川原田町の市総合運動公園のイチョウ並木で、青々とした葉の間から黄色に色づいたギンナンが顔をのぞかせ、残暑の中にも秋の到来を感じさせている。

 同市によると、並木は公園西側の県道沿い約540メートルに、高さ15メートルのイチョウ96本が連なる。

 9月最後の30日は、最高気温が佐野で27度、小山26・2度と夏日となる中、帽子やタオルを手に半袖姿で散策する人々が鈴なりに実った頭上の“小さな秋”を見上げていた。

 友人とウオーキングに訪れた同市万町、主婦福田菊枝(ふくだきくえ)さん(74)は「いつまでも暑いが、実の色づきに秋を感じる。葉も色づき、落葉していく景色も楽しみ」と季節の移ろいを心待ちにしていた。

鈴なりに実ったギンナン=30日午後2時35分、栃木市川原田町
鈴なりに実ったギンナン=30日午後2時35分、栃木市川原田町