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7分科会の議論の報告などをして閉幕したマスコミ倫理懇談会全国大会=4日午前10時10分、宇都宮市宮みらい、広瀬華撮影

報道や広告などの在り方を議論したマスコミ倫理懇談会。最終日は大会申し合わせを採択した=4日午前、宇都宮市宮みらい

報道や広告などの在り方を議論したマスコミ倫理懇談会で、分科会での議論を総括する座長たち=4日午前、宇都宮市宮みらい

7分科会の議論の報告などをして閉幕したマスコミ倫理懇談会全国大会=4日午前10時10分、宇都宮市宮みらい、広瀬華撮影 報道や広告などの在り方を議論したマスコミ倫理懇談会。最終日は大会申し合わせを採択した=4日午前、宇都宮市宮みらい 報道や広告などの在り方を議論したマスコミ倫理懇談会で、分科会での議論を総括する座長たち=4日午前、宇都宮市宮みらい

 全国の新聞社や放送局などが集まり意見を交わす「マスコミ倫理懇談会第66回全国大会」は4日、全体会議で「民主主義社会を支える存在と自覚のもと、読者・視聴者の期待と信頼に応える」などとする申し合わせを採択し、閉幕した。次回は2025年10月9、10の両日に福井市で開く。

◇ほかにもWeb写真館に写真

 採択に先立ち、3日に行われた分科会での議論を座長が報告。災害取材や人権報道、政治とカネの問題などのテーマを総括した。

 申し合わせでは、社会のメディア不信が高まっているとして、報道の原点やメディア、広告の役割、倫理観などを見つめ直すことを確認した。

 大会議長を務めた下野新聞社の三浦一久(みうらかずひさ)編集局長は「混迷した時代だからこそ報道の原点を見つめ直し、読者、視聴者、取材対象者と真摯(しんし)に向き合い続けなければならない」と締めくくった。

 全体会議後は、一線で取材する関東の地方紙記者による報告会も開かれた。下野新聞社社会部の関健(せきたける)記者は、本県で起きた悪質な交通死亡事故を巡り、遺族取材の過程や危険運転致死傷罪を巡る問題点を報告した。(枛木澤良太)