延長3分18秒、バックスのFW鈴木(奥)が決勝ゴールを奪う=日光霧降アイスアリーナ

 アイスホッケーアジアリーグは6日、日光霧降アイスアリーナほかで2試合が行われ、HC栃木日光アイスバックスはFW鈴木健斗(すずきけんと)のハットトリックの活躍などで首位の安養に4-3で競り勝った。通算4勝4敗の勝ち点10で3位のまま。

 2点を先行されたバックスは第2ピリオド(P)6分13秒、鈴木がゴール前で合わせて1点差に迫ると、4分後にFW大津晃介(おおつこうすけ)のゴールで同点。第3Pに一時は勝ち越されたが、7分57秒に鈴木のミドルシュートで再び同点。迎えた延長はパワープレーの3分18秒、鈴木が右45度から豪快に突き刺して決着をつけた。

 次戦は19日午後2時から同所で横浜と対戦する。

「今季は僕らに期待してほしい」

 熱戦に終止符を打ったのは主将のこの日3点目となる豪快なゴール。「絶対に決められる自信があった。その通りになって良かった」。FW鈴木健斗(すずきけんと)は静かに拳を握った。