買い物が難しい市民を支援し、地域を見守る事業「移動スーパー」のオープニングセレモニーが7日、下野市役所で行われた。
移動スーパーは、市とスーパーのカスミ(茨城県つくば市)が先月締結した協定に基づく事業。買い物支援の必要な地域でカスミが移動販売を行い、販売中に高齢者らの異変を見つけた場合、市や関係機関に通報する。
坂村哲也(さかむらてつや)市長は「なかなか買い物に行けず不安を感じている市民もいるので、大きな期待を寄せている」とあいさつ。カスミの伊神里美(いかみさとみ)執行役員は「住み慣れた町で食を楽しんでいただけるよう、皆さんに寄り添っていきたい」と述べた。その後、車両の前で関係者がテープカットを行った。
移動スーパーの営業は同日始まり、月~金曜に市内42カ所で対面販売を行う。(問)市高齢福祉課0285・32・8904。