「交通天使」の次は「交通神様」-。栃木市吹上小でこのほど開かれた栃木署の交通安全教室で、同署員が扮(ふん)した新交通安全キャラクター「交通神様」が初めて登場し、1・2年生約90人に横断歩道の渡り方を指導した。
演じたのは、同署交通総務課の大友伸也(おおともしんや)警部補(44)。昨年から制服に羽や光輪を付けた「交通天使」として、地元ケーブルテレビ(CATV)や各種イベントで交通安全を訴えてきた。演技の幅をさらに広げようと新キャラを考案した。
「交通神様」は「交通天使」の双子の兄という設定で、天使にはない白の口ひげがトレードマークだ。これまでCATVには出演してきたが、イベントでは初披露となった。
この日は「安全な横断歩道の渡り方を教えるため、天国から降りてきたのじゃぞ」と会場に“降臨”。「よく見るのじゃぞ」と夜間や信号機のない横断歩道を渡る際のポイントを伝えると、児童は大喜びだった。
最後は「超スーパーウルトラ交通事故防止ビーム!」と交通安全のおまじないをかけて終了。大友警部補は「警察官として訴えるより親しみがあって面白く、しっかり伝わったのでは」と手応えを感じていた。