宇都宮市、訪問看護師の小林(こばやし)あやさん(30)は自宅に届いた保育料の決定通知書に、目を見張った。思わず市役所に電話をした。「金額が間違っていませんか」。2年前の春のことだ。
保育料にはフルタイム勤務だった前年度の給与が反映されていた。長男(3)の出産後、時短勤務になった小林さんにとって、想定外の出費だった。
小林さんは今、長男、長女(0)、夫(36)との4人暮らしで長女の育休中だ。子育てに追われる中、以前より月々の手取りは10万円減った。ボーナスはなく、物価高が追い打ちをかける。共働きだが「全然、余裕がない」と苦笑する。
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