夏の甲子園で活躍した石橋高野球部を慰労するため、日産自動車栃木工場(上三川町蒲生)の五月女峰行(さおとめみねゆき)工場長らが23日、石橋高を訪れ、部員が使う冷蔵庫1台と冷凍庫1台を寄贈した。
活動は同社の地域貢献活動の一環。同工場には同校卒業生や市在住の従業員も多く、昨春センバツに出場した際もバットやボールを寄贈している。
五月女工場長と新井聡(あらいさとし)校長、福田博之(ふくだひろゆき)監督らが部室を訪れ、同工場で生産される車の部品から作られたアルミ製の「甲子園出場記念 寄贈 日産自動車栃木工場」と書かれたプレートを、設置した冷蔵庫に貼り付けた。冷蔵庫は夏の練習で野球部員が飲むスポーツドリンクや水などを入れるという。
その後、校長室で五月女工場長が「甲子園で素晴らしい試合をして、地域を盛り上げたことに感謝します」と、目録を新井校長、福田監督らに手渡した。新井校長は「次の大会に向けて、甲子園を目指し精進します」と謝辞を述べた。
前主将の3年田口皐月(たぐちさつき)さん(18)や前副主将の同山下諒太(やましたりょうた)さん(18)は「後輩たちは夏場に冷蔵庫で冷えた水で水分補給をし、また甲子園に行ってほしい」と口をそろえた。