大田原市内の住宅地付近の雑木林にサギ類が大群で営巣し、生活被害が出ている問題が長期化している。市は8年ほど前から対策を講じてきたが、明確な効果は得られていない。被害の早期解決を切に願う住民の間には、市と協力してサギの追い払いに乗り出そうとする動きも。識者は人とサギとの共生に向け、追い出した際の周囲への影響に留意する重要性を呼びかける。
「ギャー」という鳴き声に鳥類独特の悪臭、ふん害-。同市北大和久地区では約5年前からサギ類が住宅地付近に営巣し、生活被害に悩まされている。大和久自治会長の諏合勝三(すごうかつみ)さん(66)は「目の前に2羽落ちてきたことがあった。木の真下の家は屋根も庭もふんで汚れて大変だ」と嘆く。
市によると現在、同地区や紫塚4丁目など市内3カ所に大規模な集団繁殖地(コロニー)を確認。
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