前半17分、栃木SCのFW山本(中央)がシュートを放つ=カンセキスタジアムとちぎ、田井伎撮影

 明治安田J2最終節は10日、各地で10試合が行われ、来季のJ3降格が決まっている栃木SCは宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで徳島と対戦し、0-0で引き分けた。6戦勝ちなしの通算7勝13分け18敗、勝ち点34の18位。勝利数は2009年のJリーグ参入以降、年間42試合だった2015年シーズンに並ぶクラブ最少だった。

 栃木SCは前半5分、リーグ戦初先発初出場のMF揚石琉生(あげいしるい)が積極的にミドルシュートを放ったものの、これは枠の外。後半24分はペナルティーエリア内からFW小堀空(こぼりそら)がゴールを狙ったが左へ外れた。最後まで決定機をものにできず、4試合連続の無得点に終わった。

 サポーターに意地を見せられなかった。栃木SCは6戦勝ちなしのまま、今季が終了。小林伸二(こばやししんじ)監督は「選手たちの戦い方はすごく良かった。アグレッシブで気持ちが入っていた」と前向きに捉えたが、4試合連続無得点という現実は残った。