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 栃木県内一のブロッコリー生産量を誇るJAおやま管内で、収穫作業が最盛期を迎えている。

 同JAブロッコリー部会長の野木町佐川野、農業舘野延男(たてののぶお)さん(70)方では、約3・5ヘクタールの畑で春と秋冬の年2回栽培。13日も午前3時から、舘野さんや長男哲治(てつはる)さん(26)ら家族4人が収穫に追われた。食べる部分に当たり、直径12~14センチに育った花蕾(からい)を手際よく包丁で切り取った。

ヘッドライトの明かりを頼りに行われるブロッコリーの収穫作業=13日午前6時10分、野木町若林
ヘッドライトの明かりを頼りに行われるブロッコリーの収穫作業=13日午前6時10分、野木町若林

 午前9時までに出荷する「朝採り」として、市場を通じて主に神奈川県内のスーパーに卸される。繁忙期は1日平均2千個以上を収穫するという。舘野さんは「朝晩の冷え込みが増し、甘みがあってしっかりした実が採れている」と話した。

(永嶌理絵)