城山中で特別授業を行うバスケットボール元女子日本代表の栗原さん

 【宇都宮】トップアスリートが学校を訪問する日本生命保険主催の特別授業「DREAM HOOP PROJECT」が21日、城山中で開かれた。バスケットボール元日本代表選手の2人が講師として訪れ、1年生98人に夢や目標を持つ大切さを伝えた。

 同社の特別授業は、子どもたちに将来を考えるきっかけにしてもらおうと昨年スタート。これまで北海道や沖縄県などの7校で開かれてきたが、県内では今回が初めて。

 講師はワールドカップなど世界を舞台に活躍した元女子日本代表の栗原三佳(くりはらみか)さん(35)と元男子日本代表の網野友雄(あみのともお)さん(44)。バスケットボール体験も行われ、選手と生徒がゲーム形式で楽しんだ。

 特別授業では、生徒一人一人が将来の夢や実現に向けた考えをワークシートに記載。栗原さんは自身の体験を伝え、「一歩踏み出す勇気を持って」と呼びかけた。堀江光梨(ほりえひかり)さん(13)は「挫折しても諦めずに乗り越えた話が心に残った。私も友人と切磋琢磨(せっさたくま)して頑張ろうと思った」と笑顔だった。