改修が完了した陸上競技場(市教委スポーツ振興課提供)

 【鹿沼】市が全天候型への改修を進めていた鹿沼運動公園陸上競技場の工事がこのほど完了し、12月3日から供用を始める。リニューアルを記念し、1日は競技場を無料開放する。

 市は利用者の満足度向上のため、トラックの全天候型舗装と8レーン化への改修を進めてきた。工事に伴い、昨年12月末から閉鎖していた。

 トラックを水はけの悪い土製から、雨天にも対応できるウレタン製に改修。走り幅跳びの助走路もウレタンで舗装し、砂場の砂も新調した。レーン数を7から8に拡張し、県中学総体など上位大会の会場と合わせた。3千メートル障害用の水ごうを撤去して幅を設けた。事業費は3億2200万円。

 1日の無料開放は午前9時~午後3時。市教委スポーツ振興課は「多くの市民に、生まれ変わった陸上競技場を利用してほしい」としている。

 同競技場は、市駅伝競走大会や県中学総体の地区予選などで利用される。利用料金は一般が2時間200円、中学生以下は同50円。